スポーツの価値とは。

「Fリーグ報道官」を、単なるアイコンで終わらせてはいけない | FutsalEDGE

 

日本でスポーツの日常化を図るには、色々な仕掛けが必要。

そしてそれには、結果をすぐに求めない先行投資が必要であるという事。

これは最近の持論である。

 

自分はずっと野球をしてきた。

上手くもなかったし、プロになる事など早々と諦めた。

自然と野球に距離ができて、そして興味を持ったのが海外のサッカーだった。

どんなチームがあって、どんな選手がいるのか?を調べるのが日課になった。

動画を漁って、ネットで情報を追う日々。

でも、Jリーグには全く興味が出なかった。

初めて観戦したのがセレッソ大阪の試合。(確かガンバ大阪とのダービーだった。)

そこから少しずつ、Jリーグも見るようになった。

スポーツを好きになり、スポーツの文化や日常化に興味を持つようになった。

 

海外のリーグとJリーグ

リーグやチームとして扱っているコンテンツは変わらない。

なのに、海外の現地人がチームは自分の人生の一部だと言う一方で、日本ではどうやって観に来てもらうか?という話をずっとしている。

 

Fリーグも何度か見に行った。

フットサルは純粋に面白かったし、プレーの一つ一つに感動もした。

だがお世辞にも、その空間に対しての感動はなかった。

上の動画が参考になるだろうか。

戦術面の向上や、プレーの質はこれからもっと磨いていけばいいと思うが、空間に対しての配慮や準備は急務では無いだろうか。

しかしそれには、先が見えないものの資金が必要。

 

最近、こういうツイートが目に入った。

これ、スポーツ業界でも同じことが言えると思う。

採算がとれるものにしかお金が集まらず、挑戦に対する投資が全くない。

それでは現状維持しかできず、停滞しか無い。

 

加藤さんは個人的にすごく好きだし、書き手としてもFリーグを盛り上げようとしている存在としても尊敬している。

でも、このFリーグ報道官はなんだか不穏な空気を感じずにはいられない。

作ってよくある事だけをやって終わり、という最悪のシナリオ。

 

せっかく作ったもの。

今まで通り、ではなく、今までに無いものを作って、Fリーグを知ってもらうきっかけにして欲しい。

このFリーグの展開が、今後の日本におけるスポーツ文化形成、スポーツ日常化のきっかけになることを祈る。

 

下は、各スポーツの観客の様子。

 自分は日本でもこういう空間が作れると信じている。

だって同じ競技をやってるんだから。

あとは文化の部分と環境の部分だと思っている。

日々ヒントを探していきたい。

 

自分がどっぷりハマっていた頃の千葉ロッテマリーンズのライトスタンド。

これを知っているから、日本でもきっと日常化は可能だと信じている。